2015-11-08

僕に最も影響を与えた女子中学生と、英語の話3【英語学習TIPS・完】

Leoです。

1と2はこちらから
1.【アホ高校生と中二女子 編】
2.【バカ大学生の英語学習 編】



…あんまり、女子中学生、登場しなかったですね。いいのです。感謝を込めた、自己満です。


今回は、英語学習者のための、精神論的な、話を載せてみました。これで偉そうに語るのは最後です。ごめんなさいでした。

ただ、僕は、細かい学習方法うんぬんより、語学習得には、こっちのほうがずっと大事だと、強く思っています。



では、さっそくいきましょう。


目的意識をはっきり持つこと



まず、これだと思っています。

前回書いたように、この前のメソッド云々を鵜呑みにして、よさそうだから、さぁ明日から始めよう!というのは、あまりおすすめしません。

どうして英語がうまくなりたいのか?

人によって、その問いに対する答えが、目的が、程度が、イメージが、大きく異なっていて、それぞれに対する最善手もまた、異なってくるからです。たしかにペンパルはお勧めしますが、これはあなたの目標とする方向とはズレているかもしれないのに、「英語を勉強している」という大枠から外れていないという認識でぐいぐい進めてしまっては、もったいないと思います。

じゃあ、細かい点数とか、評価方法まで目標を設定しないとなのか?
そこまでは言いませんが、少なくとも、以下の動画で示されている4つのカテゴリのうち、自分の目標はどこに属するのか、理解しておくことが大切です。

また、もちろん動機づけはモチベーション維持にもつながります。時間がかかる語学学習は、初心やワクワクを忘れずに、進み続けることも、大切なことです。僕は自分のモチベーション管理が苦手なので、英語が喋れている自分をよくイメージしたり、どう英語を使いたいのか、喋れたらどんな選択肢が広がるのか、よく妄想していました。

(参考動画:英語はどうすればよくなりますか? - Rachel and Jun)



自分の英語に、自分という人間に、自信を持つこと



僕は、初めのころは自分の英語力に自信がありませんでした。いろんな機会に、片っ端から、ビビッていました。そんな時、私は日本語を話せるよ、と”英語で”嬉しそうに話しかけてきた外国人に出会いました。聞くと、「ありがとう」「サムライ」「もったいない」みたいな言葉だけで、僕にとって”話せる”とは大きくかけ離れたレベルでした。

だけど、その人は、その人の色眼鏡をかけると、もうすでに”話せる”のです。それは思い込みではなく、価値観の違いでした。その自信がうらやましくて、僕も虚勢で、「英語喋れるんだ?」と聞かれた時には、「うん。もちろん」と答えるようにしました。

自分の英語レベルはこれくらいだけどね。と付け足してはいましたが、自分の英語力を受け入れて、等身大で勝負するという覚悟は、国際交流をより楽しいものにしてくれました。それからは、
「俺はこれくらいしかしゃべれない、聞けないんじゃ!お前のほうがうまいんだから、これに合わせて理解しようとせえ!もっと優しく、ゆっくりしゃべらんかい!!」
くらいの勢いで、英語をしゃべっていました。笑

大抵の人は日本語をしゃべる時より、英語をしゃべるときに、無意識に声が小さくなります。僕みたいなたった数か月の留学でも、留学前よりも英語でのコミュニケーションが取れるようになるのは、滞在中の伝わった体験から自信をつけることが、一つの要因だと考えます。声を張って、胸を張るだけで、驚くほどコミュニケーションが円滑になるものです。





そもそも話すことに慣れること



普段、日本語で話すとき、何の話をしていますか?僕はコミュ障なので、日本語でも、話題を作って広げて、盛り上げることが苦手でした。いや、実は今でも、得意ではないです。ましてや、それが自信のない英語での会話となると、、、もう八方ふさがりです。話を始めようにも、話題が出てこない。話を続けようにも、次の一手が出てこない。

それで、僕はどうしたか。

日本人の新しい友人と、1~2時間お茶をしながら話しました。その際、自分は何を話すのか、客観的に観察しました。何を勉強しているかから始まり、サークルではどんなことが楽しいのか、コーヒーと紅茶どっちが好きか、趣味は、バイトは、彼氏彼女は、などなど。意識してもしなくても、意外と出てくるものでした。

英語も日本語も、会話をするための言語です。日本語でできていることは、英語でもできるはずだと思い、英語で話す際に、その話題たちを心の片隅から引っ張り出しながら、話すようにしました。

実は、外国の方としゃべる際は、話題作りという面で言えば、それよりも楽です。なぜなら、国や文化の差異を尋ねると、自然と数時間なんてあっという間にすぎるからです。

・僕は地球惑星科学を勉強しているが日本ではあまりポピュラーでない。君の国では?サイエンスとか宇宙産業とか、どういうイメージあるの?とか。
・君がバイトをしていないのはなぜ?お金はどっから出ているの?それは君の国では普通なの?どういうバイトが人気なの?とか。
・ここに箸があるけど、君の国では使う?コメは食べる?アジア料理、日本食って広まってる?どんなSushiがある?とか。

それを繰り返す間に、いちいち話題なんて考えなくても、好きなことを好きなように話せるようになりました。今では、無理することなく楽しく会話することができ、友達も増えました。





飛び込んでみたいかも…→無邪気に飛び込むこと



食堂の留学生に、はなそうよ!と飛び込んで、ごめん、人待ってるから…と断られた経験よりも、理由をつけて「今日はやめとくか…」と普通に友達とか一人でご飯を食べたことのほうが、記憶に深く残っています。

何か新しい機会に飛び込んで、失敗した時のことは、考えないと、行動範囲が広がります。と、口で言うのは簡単なのですが、実際は難しいものなのですよね。ですが、失敗しても、何かを失うわけじゃないはずで、その一歩を遮っているのは、その人の心だったりします。

イベントとか、プログラムとか、参加しない理由が条件や環境ではなく、心にあるのなら、一回目だけドキドキしちゃうんだ、と自分をだまして(?)、飛び込んでみてください。つらいのは、たいてい、その一歩だけです。笑

また、誰かと一緒に飛び込むことも、助けになります。僕の場合、そういう仲間を見つける前に一人行動が好きだったので機能しませんでしたが、一人の心細さを後押ししあえる仲間が見つけられると、より勇気のハードルは下がるかなと思います。




日本人と英語を話す壁を取っ払うこと



日本で行われる国際交流のイベント(特に僕のサークルのもののように、学生が行うもの)に行くと、十中八九、英語を勉強したいor国際交流したい、日本人の姿をよく目にします。だけど、そのような場で日本人同士で英語で話すことに、抵抗がある人が、僕の周りに多くいます。

あなたも、その一人ですか?だとしたら、いったいいくつの”英語を話す機会”を失い続けてきたのでしょうか?

僕も最初は、思い切り恥ずかしがって、できるだけ日本語に逃げよう逃げようと、ちがう努力をしていたことを覚えています。
でも、冷静に考えて、勿体ないですよね。日本にいる限り、大抵のイベントには日本人がいるのだから。なので、克服するために分析してみました。どうして、僕は、日本人と英語を話さないんだろうか、と。

僕の結論は、この3つに落ち着きました:
1.言いたいことが、正確に伝わらないかも
2.なんか気取ってる、と思われそうで恥ずかしい
3.自分よりうまい人から、内心馬鹿にされてそう



1.言いたいことが、正確に伝わらないかも

言いたいことが、言いたいように正しく伝わらず、伝わらなかったときに説明するたびに日本語を使うことになったらどうしよう、とか、なんか心地よくない経験をしそう、とぼんやりと思っていることが、理由の一つであることに気づきました。

でもたぶん、帰国子女か、相当長い海外経験を積んだ人でない限り、日本語でするように流ちょうで質の高い対話や議論をすることは、相当な時間がかかるものです。僕も、英語で話すと思考のレベルが格段に下がるし、うまいニュアンスをほのめかせずに、誤解が生じることは多々です。

そういう時は、僕は、日本語を混ぜます。時に文単位で、時に単語単位で、時に話をする話題単位で。そうすると、なんとなく相手に自分の意図(英語の学習を兼ねて日本人とも英語を話している)が伝わり、相手もあえて英語で話を返してくれることが多いです。むしろ、それがきっかけでなにか英語学習のヒントを教えてくれるかもしれませんよね。

なので、本当に大事な話は日本語でしていいし、英語でしゃべっていてわからない表現や単語は日本語を混ぜればいいし、その使い分けで、解決できるかな、と考えています。

2.なんか気取ってる、と思われそうで恥ずかしい

別に日本語でも通じるのに、あえて英語で話すなんて、なんか"ぶってる"よね。とか、海外かぶれだ。イタいよ。とか、言われたり思われるのが恥ずかしいことも、理由の一つでした。

これが、本心で理由なのならば、あえて強くお勧めはしません。しかし、よく考えると気取ってるといわれたことは無いし、「国際」「英語」というキーワードに興味がある人であればたいてい、そう思わないのではないかと、思い始めました。僕はただ単にこれを小さな言い訳の一つに仕立て上げ、英語でしゃべることから逃げ続けてしまっていたのでした。

3.自分よりうまい人から、内心馬鹿にされてそう


これも、2.と同様です。ただの言い訳だったと気づきました。

実際、多くの英語学習者は、どのようなレベルであれ、尊重されるべきだと考えます。自分の英語力を馬鹿にする人とはそもそも、積極的には付き合わないことにしました。そして、同じ意思を持った人は、きっと馬鹿にするようなことはなく、真摯に向き合ってくれるはずです。



以上です。


挙げたこれらは、もちろん、答えではありません。取扱注意の未完成品です。もっと有用な心持やメソッドが、この広い世界には転がっているでしょう。

だけど、僕はこれらの見解を、原体験を以って、お勧めします。僕が体験したという根拠と、今英語を喋れると豪語している事実がつながっていると感じるからです。


とにもかくにも、何か僕の気づけていないこと、読んでくださっているあなたの考え、ぜひぜひ聞かせてください。僕も、もっと英語うまくなりたいです。


では、誰かの、何かの参考になれば幸いです。

…英語、しゃべりましょう!!

Leo


参考:
http://thechange.jp/mokumoku7-6829.html
http://tedxtaipei.com/articles/your_body_language_shapes_who_you_are/
http://northdelawhere.happeningmag.com/wp-content/uploads/friends-talking.jpg
http://twentysomethingliving.com/missing-my-courage/
https://lukascondie.wordpress.com/2015/02/27/my-thoughts-on-breakthrough-moments/

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